《実践その参 「THE ビッグオー Volume6」》 |
00 |
序文 |
01 |
取り出し(ファイルの見極め) |
02 |
オーディオ変換 |
03 |
ビデオ変換(MacMPEG2Decoderb4,アニメ圧縮ハーフサイズの設定,29.97fpsと24fps) |
04 |
オーディオ圧縮(MP3) |
05 |
ビデオ圧縮(Indeo Video 5.0) |
06 |
結合 |
07 |
でけあがり(CD-R焼き,IconMacher) |
次にビデオのフォーマットをどうするかなのですが…。基本的にはオーディオに30MB以下を取られているので,600MBぐらいまで余裕があります。なのでそれにあうのだったらなんでもよいでしょう。
私は「Intel Indeo Video 5.0」(IV50)を利用します。QuickTime Playerはデフォルトで,「Intel Indeo Video R3.2」(IV32)「Intel Raw」などのエンコード・デコードをサポートしていますが,IV50はありません。機能拡張として追加します。詳しくはAppleのtil(http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/1/wa/showTIL?id=30506JN)を参考してください(DLはhttp://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11430から)。IV50は,IV32などに比べて驚くほど画像の劣化がなく,ファイルサイズが小さくなります。ブロックノイズもなく,動きもほんとにスムーズ。アニメーションだけでなく実写でもその威力はなかなかです。
この,圧縮コーデックを何にするかという問題は,難しいものです。もちろん将来的にはMPEG1,MPEG4などが出てくると思うのですが,現在はMPEG1は気軽に使えるエンコーダーがなく,MPEG4はQuickTimeでは再生もできません。なので,自分がいちばん許せる画質が保持できる圧縮コーデックを探してください。
今回は,というか私はいつもIV50を利用しますが,これを他の人に見てもらうには機能拡張を追加してもらわないと「必要なコンプレッサが見つかりません」というエラーが出て再生されません。あくまで自分用,ですかね。いろいろな人に配付したりしなければいけない場合はQuickTimeがデフォルトでサポートしている形式を選ぶしかありません。
圧縮の設定は以下の通り。
「圧縮プログラム」 | Intel Indeo Video 5.0 |
「カラー」 | カラー |
「品質」 | 最適 |
「動作」 |
フレーム/秒 | 29.97 |
基準フレーム単位 | なし |
データレートの制限 | 330K/秒 |
もしこれでファイルサイズが大きくなってしまった場合,品質をいじらずに,データレート制限を300Kや280Kにします。これでオッケ〜。ちなみに330Kというのはかなり高画質を維持できます。いやほんとに。280Kでも大きな画像の乱れはないので,もしかしたら1時間ぐらいの長さのものでもなんとかCD-Rに収められるかもしれないなぁと感じています(これはあくまで私の基準なので,それぞれ変換してみて,判断してくださいませ)。
ちなみに30分ものをIV50に変換するには約5〜6時間ぐらいかかります。一晩仕事ですな(^_^;)。んでもその甲斐あって,今回の14個のファイルサイズを単純に足して,430MBぐらいにおさまっているので大丈夫ですね。あとは,結合作業だけ。