次にビデオ。とその前に,結局字幕部分はどのファイルに含まれているのかわかりませんでした。でもビデオに含ませるのは難しいのかな。ということで字幕はあきらめ。
ビデオ変換は,MacMPEG2Decoderb5r2を利用。で,今回はいきなり勇気をもって,コーデックを変更。圧縮率が高いMPEG4ベースのon2 VP3を利用しました。それもいきなりMacMPEG2Decoderで,M2V→on2 VP3にしちゃいます。まぁ,90分程度のビデオを一度アニメーション形式などに変換するとはファイルサイズがどでかくなってハードディスク容量が足らん,というのが理由ですが。
on2コーデックはon2.comのサイトからもDLできます。またはYahoo Briefcaseにもあげました。ほかのコーデックと比べてもおんなじビットレートならあきらかに高画質なような気がします,確かに。で,ファイルサイズも圧倒的に小さい。すごいなぁ。まぁまだベータ版なのでこまかい不具合はいろいろあるようですが。
で設定詳細はあまりいろいろ試してみてもそれほど変化がなかったり,または明らかに画像が劣化したりで,結局,掲示板でいただいた情報まんまの設定で行いました。品質は「中位」。フレーム/秒や基準フレーム単位は設定せず。データレートの制限は55K/秒です。[オプション...]のボタンを押して,[Allow Dropped Frames]と[Quick Compress]のチェックを外し,[Automatic KeyFrame Placement]にチェックを入れます。入力できる3つの数値はデフォルトのまま,上から80,8,120。以上の設定で終了。MacMPEG2Decoderのビデオサイズの設定をHalfにしたら準備完了。行ったれ変換。ということで,取りだしたすべてのビデオをぶち込んで,Start。かなり時間がかかりそうなので,おやすみなさい。ぐぅ。
ということで翌日,ここでびっくりするのですが,なんとわずか2つ目のファイルで止まっている(¨;)。ただ,原因がよくわからず,なぜかそのファイルで止まっている。不思議に思い,そのファイルだけをぶち込んで変換してみると,なんか動作が妙。う〜ん,と思ってよくよくみてみるとそのファイルは,FBIのコピー禁止の警告スクリーンのファイルなんですな。そこで変換の作業が強制的に中断されてしまう,と。う〜む。
試しにそのファイルの次のファイルからをぶち込んで変換を始めると,なんなく変換が行われる。
もうひとつ試しに,ディスクごと,すなわちセルごとぢゃなく,ディスク単位でM2Vを取り出し,変換をかけようとしたら,やっぱり同じところで変換終了。それ以後のビデオは変換されなかったのです。う〜ん,こわいですねぇ,FBI(^_^;)。なんらか変換作業を止めるような工夫がされているのかなぁぁぁ。。
ディスクごと取りだしていたら絶対原因がわからなかったかも。セル単位でやっといてよかった〜という感じですな。とりあえず教訓として,FBIの警告スクリーンが入っているDVDには気をつけろっ,てな感じでしょうか。
でき上がったon2ビデオですが,問題はありました。
タイムラインを動かそうとすると,動作がとまる。ちょっと待つと回復するけど,これぢゃあ,部分を選択するようなことは難しそう。
また大きいファイルでは,一度ビデオ部分を他のウインドウで隠して,もう一度フォアグラウンドに戻したとき,画面を再描画するのにぴったりと動作が止まる。
これは,エンコード時のバグなのか,デコード時のバグなのかはわからないけど,QuickTimeプレイヤーでは,ビデオ・オーディオの再生時に,事前にメモリにデータを保持しながら再生していくんですな。それによって,ほかの作業にメモリを使われても,再生が途切れたり,といったことを防いでいるわけですが,どうもそれがうまく行われていない感じ。
ただし,上記のバグは,QuickTime Playerで変換して書きだした場合には起きません。他のコーデックでも,MacMPEG2Decoderで直接強い圧縮をかけると不具合が起きることが多いようです。
まぁ今回はとくにタイムラインをいぢるような編集をすることはなさそうなので,このまま続行します。